オンラインカジノプレイヤーにとって高額当選は憧れるもの。
ですが、実際に高額当選した時や、コツコツと勝ち金を増やして結果、何百万の勝ち金を手に入れた際気になるのは税金ではないでしょうか。
ギャンブルも税金がかかるのではないか、という悩みを持っているプレイヤーは実際多いものです。
そこで今回は、オンラインカジノの勝ち金に税金がかかるのかや、確定申告が必要なのかを解説します。
そもそも、ギャンブルって税金がかかるの?

一口にギャンブルといっても、日本には競馬や競輪・競艇といった公営ギャンブル、パチンコ・パチスロや宝くじといった、さまざまなギャンブルがあります。
そういったギャンブルは、税金がかかるものがほとんど。
競馬などの公営ギャンブルでは、原則として税金がかかります。
この場合の勝ち金は一時所得に該当し、確定申告をおこなう必要が。
ただし、公営ギャンブルの勝ち金は、現金で受け取る場合が多いので収入を証明するものがなく、確定申告が難しくなっています。
そのため、税務署側も、個人の収入を特定を特定が困難なので、見逃されているのが現状。
また、パチンコ・パチスロといった民営ギャンブルでは勝ち金も本来であれば税金がかかってきます。
しかし、民営時ギャンブルの勝ち金も、支出が曖昧であったり、収支を証明する手段がないため、確定申告をするのが難しいのが現状です。
最後に、宝くじやtotoなどのスポーツ振興くじですが、当選金は非課税所得なので確定申告が必要ありません。
ただし、宝くじは購入時に購入金額の40%が住民税として納付されています。
「宝くじは税金がかからない」というのは正確に言えば間違っていることになります。
オンラインカジノも税金がかかる理由

オンラインカジノの勝ち金は、一時所得となるため税金がかかります。
そのため、確定申告が必要です。
さらに、オンラインカジノは、勝ち金の出金が銀行振込や小切手に限られています。
銀行にも証拠が残るため、税務署側が所得を把握しやすいのが現状。
したがって、確定申告をおこなわないと、税務署からの未納分の追徴が来る可能性があります。
オンラインカジノで稼いだお金は、しっかり確定申告をおこなうのが無難です。
オンラインカジノで儲かったら確定申告の必要あり!

オンラインカジノで儲かると確定申告が必要になってきます。
そもそも、確定申告って?

確定申告とは、毎年1月1日~12月31日の1年間の所得にかかる税金(所得税及び復興特別所得税)を計算し、税金を支払うための手続きのことです。
場合によっては、納めすぎた税金が還付金として戻ってくる「還付申告」になる場合もあります。
オンラインカジノの課税対象になる時期と確定申告のタイミング

オンラインカジノの課税対象である一時所得も、ほかの所得税と同じく、その年の1月1日~12月31日に稼いだお金がその年の課税対象となります。
該当する方は翌年の2月16日〜3月15日に確定申告を行い、税務署に提出する必要があります。
オンラインカジノの税金計算方法

オンラインカジノで稼いだお金は原則一時所得となります。この場合一時所得の算出方法は下記になります。
総収入金額-収入を得るために支出した金額-特別控除額(最高65万円)=一時所得の金額です。
しかし、ここで注意点が。
それは「収入を得るために支出した金額」はオンラインカジノでベットしたすべての金額を指すわけではないという点。
オンラインカジノで勝ちと負けが生じた際、勝った時のベット額のみが支出金として計上されるためです。
例えば、ある日は10万円ベットして100万円獲得した場合、ベット額の10万円はそのまま支出額に計上されます。
ただし、またある日に50万円ベットして150万円負けてしまった場合には、ベット額の50万円は支出額に計上されません。
なぜなら、一時所得の計算式が適用されるのは所得が発生した場合のみ、つまり勝ったときのみだからです。
1年トータルの収支ではなく、勝った際の別途金額を計算して、確定申告をしなければならないかを判断しましょう。
なお、会社に勤務している方であれば、本業の給料以外に年間で20万円以上の収入がある際に、確定申告の必要があります。
加えて、その20万円+特別控除額の65万円の85万円以上の儲けがなければ、確定申告の必要はないわけです。
オンラインカジノの確定申告に必要な書類など

オンラインカジノの収入の確定申告に必要な書類は最低3点あります。
まずは源泉徴収票で、会社勤めの方は年末年始に会社からもらえます。
続いて支払調書ですが、これはオンラインカジノでの収支の証明となるもので、原則カジノサイトの運営元に発行。
複数のカジノサイトで収入がある場合は、すべてのサイトから発行してもらう必要があります。
これも、年末年始ごろにサイトのカスタマーサポートなどで請求すると、あとになって焦らずに済みます。
最後に経費の領収書やレシートです。
これは経費の証明に使用します。
ただし、所得が300万円以下の場合は必要ありません。
サラリーマンの方は会社にバレる場合も!

会社勤めの方はここで注意点が1つあります。
確定申告の際に、確定申告書二面の「給与所得者がその他の所得にかかる住民税の徴収方法」の欄にある「普通徴収」に必ずチェックを入れるようにしてください。
ここにチェックを入れることで、住民税の徴収が会社ではなく自宅に届くようになります。
逆に言ってしまうと、チェックを入れずにいると、給料から天引きされている住民税が増えてしまい、会社にばれてしまう可能性が。
住民税が増えた理由を説明する必要が出てくるうえ、しかも副業禁止の会社であれば問題になってしまいます。
会社勤めの方は必ずチェックを入れるようにしましょう。
オンラインカジノは確定申告を忘れずに

オンラインカジノの勝ち金は所得税がかかり、確定申告が必要です。
楽しくオンラインカジノを楽しむためにも、オンラインカジノで儲かったら確定申告を行うようにしましょう。